第35話
「俺たち【KINGDOM】の溜まり場。英依いるかもしれないじゃん?」
『どうせ明日会えるだろ?わざわざ……』
「英依に会えば、一樹の分からない疑問も解決すると思ったんだけどなー。」
このモヤついたものを一日でも早く解決はしたい気持ちが、面倒くさくて仕方ないのに和巳の言い分に小さく頷かずにはいられなかった。
『でも、さっき今日は英依は一緒じゃないのかって言っている奴がいたから、英依はまだ来ていないんじゃないのか?』
「待ってたらその内絶対来るからへーき。ほら、みんなに紹介するから上に行こう。」
『英依に会いに来ただけだ。』
「いいから、ほら!」
私の反論を全く受け付けない和巳に強引に一つの扉まで引っ張られ、扉を開けた和巳は私をその中へと押し込んだ。
部屋に押し込まれた瞬間から感じる鋭い視線とすっとんきょうな声に顔を上げると、これまた色とりどりな頭をしたよに言う美男子がソファーに優雅に寛いでいた。
「……どちら様?」
「転校生……じゃない?」
「ああ、あの噂の!?」
3人の少年と和巳が会話しているが、私にはそんなことよりも一つ気になって気になって仕方ないことがある。
『……それ、今ステージ何?』
「は?なんだよ。」
黒髪に赤のインナーカラーの髪の少年が、リモコンを持って一人テレビに張り付いているその隣に胡座をかいた。
『ボス戦は?』
「負けてレベル上げ中だけど……。」
『ちょっと見せて。』
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