第48話
人生で一番後悔した日はいつですか?と問われれば、きっと迷わずにこの日だと言えるだろう。
そう後悔したハズなのに、俺は謝ろうとしなかった。
今は“感情”が俺の心の邪魔をしたのだ。
何故か、彼は悪くないのに全てヤツ当りしてしまったのだ。
今までのことを…全て彼に。
『お前の父親が嫌いだ!!!俺の母さんを取ったんだ!!!たった二人しかいなかった家族なのに…っ!?お前の父親が全部奪ったんだああ!!!』
それが薺さんに関係のないことだって、今の俺なら分かる。
でも、どうしても感情に負けてしまっていた俺は彼にすごい酷いヤツ当りをしたのだ。
俺が悪いハズなのに、薺さんは俺を怒りはしなかった。
優しい薺さんは、俺を怒鳴りも、殴りも何もしなかったのだ。
ただ、俺に……
『ごめん。』
と一言謝ったのだ。
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