第365話

まぁ、そう言って彼女が納得してくれるとは思わなかったけど…。



「今日が良かったんです、今日で…全てを最後にしたかったんです。もう俺の役目は全て終わったので…、最後にここで全てを終わらせたかったんです。」




桐生君自体を忘れたいワケではない。



でも、もう桐生君の事で悩みたくはない。



彼の所為にしたくはないんだ。



だから、俺はもう今日で全てを終わらせたいんだ…。



何もかも。






「そう。じゃあ、今日ここにきて良かったのかな?」



「?」



紗希さんはそう言ったのだが、俺からすればその言葉の真意が分からなくて首を傾げた。



それは一体どういう意味なのだろうか?



俺のその様子を見た紗希さんは、バックから小さな何かを取りだした。



リボンや青い袋を見た所、それは何かのプレゼントだったのだと思う。



それを見て、俺はまた首を傾げた。

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