第345話

「ねぇ、連絡取りたいんだよね?金田君。」



「え?」



「僕、桐生君から伝言を預かってるんだ。」






自分からしたら、怪しい笑みだったと思う。



でも、金田君からしたら、ただの普段の笑みと変わらないと思ったらしい。



普段から俺を本当の意味で見ていない人は、そういう区別がつかないもの。




…桐生君なら、もしらしたら分かったかもしれないけど。






なんて、淡い期待を抱いてしまっても仕方ない。



今はこちらに心を向けよう。





「伝言?教えてくれ。知りたい!!」



俺に焦るように、控えめにつっかかってくる金田君。



ふ、引っかかったな。



俺はそう黒くニヤリと笑った後に、彼にこう言った。

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