第346話

「今日の夜8時に街の最中にある廃墟地って知ってる?」



「ああ、達沙とはよく行ったよ。」




ああ、なら好都合だったね。



声には出さず、ただ心の中でゆっくりとそう言った。



そして、俺は彼の言葉にこう答えた。





「そこで待ってるって。金田君には、知っておいて欲しいんだってさ。



“親友”だからって。」




上手いこと口が回るものだなぁ。



自分でもびっくりだ。





「分かった。なぁ、それって達沙の彼女も連れて行ったら迷惑か?」



「え?」



「い、いや…あいつも達沙に会いたがってたから、さ。」




金田君はそう言って、俺の出方を窺った。



なるほど、まぁそれはそれは好都合だ。



二つ分けるつもりだった復讐が、まとめて復讐出来るじゃないか。



俺はそうニヤリと笑った。

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