第340話

「校長。」



俺は前を歩いている校長に声をかけた。



少しぽっちゃりした優しそうな人で、とても穏やかなよい先生だ。




「ん?ああ、木下君か。どうした?」




俺に絶対の信頼を置く、この学園では俺の言うことは根拠がなくても信じられる。




簡単に言えば、俺が木下財閥の息子だから。



学園に莫大な支援を送っているうちの親には、誰も逆らえないのだ。





用は金があるヤツには逆らえない……



ここはそんな汚い世界だ。




だが、利用出来るものは利用する。



それが、今の俺のやり方だ。







「お話したいことがあるんです。」




今日の復讐は、宮原の解雇。



前々から、あまり良い評判がない宮原にはいつか辞めて貰おうと思っていたのだが、良い口実が出来た。





まぁ、桐生君を呼び出す前から作戦の内には入れていたワケだが…。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る