第336話

そして、桐生君はこう言ったのだ。




……泣きながら。







「何でだよ!!!何でお前がこんなことすんだよ!!


なぁ!!木下!!俺はお前のこと……信じてたのに…。大好きだったのによぉ。」






大好き“だった”。



もう、俺のことは好きじゃないんですね。



うん、ならいい。



俺のことは、嫌いになってくれた方が一層のこと全てが楽だから。



ね、だから…泣かないでください。



君には涙は似合いません。



君には笑っていて欲しい。



何を犠牲にしようとも、君だけには笑っていて欲しいんだ。





だから、最後は笑ってください。






あなたの笑顔が、最後に見たいです。








でも、それが叶うことはなかった。

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