第333話

「はっきり言いたまえ。昨夜は繁華街に出て、カツアゲを働いたんだろう?」



「はぁ!?」




意味が分からないとでも言うかのように、桐生君は宮原を睨んだ。



それはそうだ。



彼は何もしていないんだから。



睨みたくもなる。




「何デタラメ言ってんだよ!!んーなことしたことねぇっつーの!!」



「目撃者もいるんだ。言い逃れはよしたまえ。」





それについても、さらに眉を潜める。



さらに一層、宮原を睨む力が強まった。



不快だとでも言うように。





宮原はそう言った後にゆっくりとこちらを向いた。



それに釣られて、桐生君もゆっくりとこちらを向く。






さぁ、これからが俺の演技にかかっている。



桐生君…。








ごめんね。

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