第319話

すると、やはり長女の言う事には逆らう事が出来ないようだ。



杏さんも郁さんも幸さんも、同じように家の中に入ろうとしていた。





えっ!?あ、いや!?



俺は戸惑いを感じつつも、みんなの行動を止めようと叫んだ。





「あ、あの!!折り入ってお話があるんです!!」




そう言った瞬間に、全員の動きがピタリと止まった。



紗希さんに至っては、ゆっくりと冷たい視線を向けてくる。



その視線に少し怖さを感じたが、俺は怖じ気づかずに彼女と同じような目を向けた。






「話?」



「はい、とても大切な話なんです。この場で聞いてください。」





俺はこれから桐生君にする全てのことを、彼女達に話し出した。

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