第318話
いや、放置されるのは別に構わないんだが……
皆さんの声が、近所の方に響くんじゃないかと…。
俺は止める術が分からず、ただ立ち尽くしていると…
「こら!!近所迷惑になるでしょ!!玄関先で、騒がない!!」
長女の紗希さんが、そう一喝した。
紗希さんの声が聞こえると、先程までの言い合いはどこに行ったのだろう…というくらいに静まった。
ああ、これこそ鶴の一声。
流石、長女は違うな。
俺は失笑をしつつ、彼女達を見つめていると、紗希さんは俺に気づいた。
「あら?達沙の友達の…」
「以前はお世話になりました。」
俺がそう一礼すると、紗希さんは妹たちに言った。
「あんた達は早く接客用意しなさい。」
…え?
俺は一瞬の出来事でびっくりせざるおえなかった。
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