第298話

「気にしないで。困った時はお互い様ってね。それじゃあ、僕はお先に失礼するよ。」



思ってもない事を言って、俺はこの場を去るために踵を返した。




あ~、らしくもない事をするもんじゃないなぁ。



なんて、変な事を考えつつ、俺は教室にへと足を運んだ。




「あ、待てよ!!木下!!」



桐生君がそう言ったのが聞こえたのだが、俺は足を止める事なく、歩き続けた。

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