第270話

ガラッ…────



教室のドアを静かに開けると、教室内はまだ騒がしかった。



騒がしいのは、ただの普通の会話ではなく……こいつららしい会話をしている。





「知ってます?昨日の香山様のニュース…」



「ああ、あちらもただのぶっているだけでしたのね。」



「私の親も、もう近づかなくていいと申しておりましたわ。」





…ね、みんな腹の内には何を考えてるか分からないんだよ。



表ではいい人そうに演じておいて、裏ではただ自分の家の事しか考えてない。



まぁ、大半はそこの親が悪いんだけどね。



俺は冷たくそいつらの事を見ていると、教室中にこんな声が聞こえた。










「っちぃ~、ここん中暑すぎだろ。誰かタオルないのかよ!!」





その声に俺は異常に反応を示した。

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