第244話

違う…。



違うよ…。





そんな顔が見たいワケじゃないよ。



玲衣さんは分かってないんだ。



いや、知らないのかもしれない。







拒絶された時にどう反応したらいいのか、知らないだけかもしれない。



もっと傷ついた顔をしても誰一人怒ったりしないのに。



今のは完璧に達沙が悪いのに…どうして、玲衣さんは何も言わないんだろうか?





しかし、玲衣さんはその反応との裏腹に笑い出した。






「はいはい、邪魔者は消えますよ。ハナから君に好かれようなんて、考えてないからね。」




そう言いながら、オレ達に背中を向けてこの場を去った。




その背中は何とも言えない寂しさを持っていたような気がした。

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