第241話
オレの腕を掴んだのは、裕貴だった。
「な、に…っ!?放して!!」
「やめとけ。」
「止めないと…っ!?」
「真野。」
「あの二人、止めないと…っ!?」
「真野!!!」
ビクッ…-----
裕貴にオレの名前を叫びながら、呼ばれたのでオレの肩はぴくりと動いた。
それに気付いた裕貴は申し訳なさそうに言った。
「わりぃ…怒鳴るつもりはなかったんだ。」
そんな顔をされると、こっちまで罪悪感が生まれてしまう。
オレはそれ以上その顔を見たくなかったので、顔を下にへと向けた。
でも…どうしてオレを止めたんだろう?
オレを止めるよりも先に、あの2人を止めないと何が起こるか分からないのに…。
この前の二の舞になっていしまったら、今度はただでは済まないかもしれない。
それは何としても避けたいオレ。
誰も傷つく姿なんて、もう二度と見たくないから。
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