第239話

ねぇ…一体2人の間には何があったの?





そう問いかけたかったのだが、この空気がオレにそうはさせてくれない。



この場は沈黙を保っていて、話をさてくれる状況ではない。



いくら、空気が読めないオレでもこれくらいなら話してはいけないという空気だと分かる。



オレは黙って、2人を見つめる。



あの朱希君でさえも、話すどころか黙ってじっとしてその場に立っている。



裕貴もじっと気にかけている目を向けて、黙っている。





誰も話そうとはしない。



誰かが話すのを待ちわびているかのように、風がオレ達の間を通り抜ける。



ヒュー…------



そんな音と共に、オレの髪はサラリと空を舞うようになびいた。



それと同時に達沙の方が待ち切れなかったの口を開いたのだ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る