第178話
そう心の中で叫んだその時─────
「そいつは俺の連れだ。
勝手に触ってんじゃねぇ。」
ゾクッ…────
オレ達の後ろから殺気と共に、怒気の含まれた声が聞こえて来た。
オレを掴んでいた男の手は、バッと放れて後ろの男を見た。
オレもその男の手から逃れた事によって、また同じ繰り返しにならないように相手から離れる。
少し距離をとってから、オレも男達と同じように後ろの人物が誰なのか確かめると、そこにいたのは……
いつもよりずっと怒っていて…
相手を射るような目で睨んでいる…
「…カラスさん。」
冷静さを失った野獣のようなカラスさんだった。
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