第129話

そう思って、思いっきり彼を睨んでいると隣にいた瑠衣が…




「真野が男に見える?」




こいつ何言っちゃってるの?的な顔で達沙を見ていた。



あ、そういえば私…瑠衣に男子校行ってるって話してなかったかもしれない。



そう考えるとさっきまで怒って赤くなっていた顔が、みるみる内に青くなっていった。



それを見た達沙はぎゃはははと下品に笑って…



「おい!その顔笑えるんだけども!」



とか抜かしやがった。



いや、でもそれに怒ってる暇なんて私にはないのだ。



今は一刻も早く瑠衣をこの場から離れさせなければいけない!!



私はガシっと彼女の右腕を掴んで…



「では、桐生君…これにて真野さんは退場するにゃん!!」



「は?お前何言って…」



「さらば!!」



ここを離れるのが先決だと決意した私は素早く、誰にも見えない早さでこの場を脱出した。

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