第122話
「とりあえず、便所貸してくれ。」
「あ、うん。突き当たりの右のドアだよ。」
「うっす。」
そう髪をかきあげた後に、トイレに向かった。
…おかしい。
彼女…今日何かがおかしい。
私は首を傾げた。
何がおかしいの?と聞かれれば、何がおかしいんだろうと逆に聞いてしまうくらいに分からない。
けど、何か違和感が否めないおかしさが彼女にはあった。
何だろう?
う~ん…と考えている間にも彼女はトイレから帰って来た。
「はぁ~、すっきりしたぜ。」
そんな風に下品にズカッと座った彼女を見て、私は直感的に分かった。
ああ、分かった…。
こんなにもおかしいと思ったワケが。
だって彼女……。
「瑠衣…あんた今日…ずっと男言葉使ってるけど…まだ怒ってる事あるの?」
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