第119話
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「んで?事情はそれだけか?」
「はい、その通りでございます。」
瑠衣はリビングにある木でできた椅子に座っていて、私は何故か床で正座をさせられていた。
痛い…そろそろ足の感覚が鈍ってきてもの凄くキツイんだけども。
しかしそんな事を言えない私はフルフルと足を震えさせながらも耐えていた。
「絶対にそれ以外には隠し事はしてねぇんだな!!」
「はい!!してないです!!」
自分がここに転校&引っ越ししてきた理由を告げさせられた私はそう言って彼女に怯えている“フリ”をした。
いや、親友の彼女に全てを話さないのも少し良心が疼いたのだが、これは家族の問題だし、私自身の問題だから彼女にはそれを話さなかった。
…話す必要なんてないと思った。
言わなかったなんて後で彼女に言えば、きっともの凄く怒られると思うけど……死んでも言うつもりはなかった。
だって、親友でも…言えないもの。
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