第36話
私は勝手ながらも、ベッドから出て窓のある東側にへと足を向けた。
ガラガラガラ…───
なるべく音を立てないように開けた窓。
辺りはまだ暗くて、私に夜なのだと確信させる。
東側の空に一番星がキラキラと輝いているのを見て、私は声を上げた。
「…綺麗…。」
でも…儚い。
星は…儚い。
私は窓の縁であるその場所に肘をついた。
…昔、母さんから聞いた事がある。
今、見えるこの幾千の星達は宇宙では消滅しかけているのだと。
地球から見れば、こんなにも綺麗な星達が……宇宙ではもうないのだ。
そう思うと、私はこの一つ一つの星達を忘れたくない…
この心の中に刻み込んでおきたいと願ってしまう。
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