第37話
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『ねぇ、真野。』
「なぁに?お母さん?」
私を膝に抱きつつ、母さんは空をジッと見つめている。
『星はね……今は輝いているけど、いつかはその輝きを放つ事が出来なくなるんだ。』
「?お星様が?」
小さかった私には何となくしか分からなくて、首を傾げつつ母さんの話を聞く。
その瞳にはうっすらと涙を浮かべているようにも見えた。
『真野……あんたの目の前でその輝きを放つのを止めてしまうヤツを見つけたら……絶対に助けてやりな。』
「助けるの?」
『ああ。見捨てちゃいけない。どんなに拒否されようとも……あんたが気のいくまで助けてやるんだ。』
その言葉にはどこか重みを感じた。
どうして星から人の話になったのかは、幼かった私には理解出来なかったけれど母さんのその言葉に私は強く頷いた。
『大丈夫だ…。人が必死になれば、その相手だって絶対に答えてくれるんだから。真野、あんたなら出来るよ。絶対にね。』
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