第25話

うっすらとまだ涙の跡が残っている彼女の頬。



俺は信じられないという目で、彼女を凝視していた。





だって…こんなか弱い女が……あの【危険区域】と呼ばれる大和高校に通ってるだって?



何っつう事だ…。



俺のいない間にそんな事があったなんて……。



くそっ!!こんな事なら、ちゃんと学校行っとくんだった!!




そう、俺は彼女と同じ学校…







大和高校3年生の元【旧校舎】の番長だった。



ある理由から、学校には行かなくなり、番長の座も風間というガキに譲った。



学校はまだ辞めてはいないが、どうせいつかはやめる運命になる……



そう思い、ただ時が流れるのを待った。






しかし、今日。



自分の愚さに嫌気がさした。

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