第24話

そんな事も頭によぎったのだが、有り得ないとすぐに悟った。



だって、彼女は必死になって俺に助けを求めて来たんだから、そんなふざけたマネはしねぇか。



じゃあ…何で?



そう思いつつ、俺はまず始めに目に入った定期手帳に視線を落とした。



少し緊張というらしくねぇ感情を持ちつつ、ゆっくりと定期手帳を開ける。







佐藤 真野。



大和高校2年生。






そう綴られていた。



俺は危うく定期手帳を落としかけた。



や、大和高校…だ…と!?



それって……っ!?



あらゆる複雑な感情が俺の中で駆け巡る。




しかも、大和高校っていやぁ、男子校じゃねぇか。



こいつ…何考えてんだ…。



視線を再び、眠っている“真野”という女に向ける。

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