第50話
運転席には知らない人が乗っていて、蘭勝さんは後部座席のドアを開ける。
……どういう、ことだ?
「私は婚約に関して、頷いた覚えはありません。」
「お前の是非なんてもんは存在しねえんだよ。……おら、さっさと乗れ。」
彼は大股で私の腕を掴んで、車に無理矢理乗せようとする。
「学校くらい行かせてください!!砦にだって、ちゃんと話がしたいの!!」
「砦になら、俺の部下がちゃんと話をしてくれてる。心配すんな。」
―――…そういう問題じゃないってことが、彼には分からないの?
私はどうにか抵抗しようと足掻くけど、蘭勝さんはそろそろ痺れを切らしたのか今度は私を抱きかかえてきた。
……まさか、こんな所でこんなことをされるとは思っていなかったので驚いた。
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