第41話

「どうぞ。」



「……どうも。」



少し間を空けて、蘭勝さんは煙草を吸い始める。



その匂いが少し部屋に充満し始めた頃に、蘭勝さんは立ち上がって窓を開けてくれた。



……彼って、いまいち分からない。





「んで?……感想は?」



「え?」



「俺が婚約者って分かった感想だよ。」



ニヤリと笑っているその顔を見て、私は睨みをさらに強くする。



この男、本当に性格が悪いと思う。




「―――…この話、なかったことにしてください。」



「それが感想かあ?そりゃあ、感想じゃなくて、ただの結論。」



そう言った後、蘭勝さんの表情から笑みが消える。







「俺が聞きてえのは、んーなことじゃねえんだよ。」



恐怖が、走る。

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