第271話
そう言ってきた彼に笑っていた顔は、元に戻る。
……いつもの、無表情の顔。
「無駄口叩いてる暇あんなら、さっさと仕事しろ。」
「『サラ』のことか?やってるっつーの。今日は『ダウト』が動いてる。」
「アイツにやらせたら、絶対傷をつけさせて帰ってくんだろ。何やってんだ。」
「あ?」
「―――…紗綾に傷ひとつでもつけさせて連れて来てみろ。」
息を呑む、城。
「テメエら全員、潰す。」
『キング』のその表情に久々に悪寒がした城は、額から汗を流す。
―――…真冬だっつーのに、汗が出るなんておかしな話だぜ。
城はそう思いつつ、彼を見つめた。
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