第270話

「随分と機嫌悪そうだな、『ケイ』」



「……城か。」



片手に女とヤるようにソレを持っているのは、全く持って『ケイ』には理解できなかった。




「『キング』様が煙草吸ってるなんて、珍しくね?」



「……それをお前が持っているのは珍しいな。そういうの、あんまり気にするような男には見えなかったが?」



「バーカ。誰が俺のだっつったよ。入口の前に落ちてたから、テメエのだと思ったんだよ。」



「俺は下品な女とはヤらない主義だ。」




城が隣に座ってきたので、景親はとりあえず煙草を差し出す。



『未成年だから』といい子ぶっている彼を見て、苦笑しそうになるのを必死で抑えた。




「そうやって笑えば、大稀さんに似てんのになー。」

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