第240話

朝会が終わり、私はとりあえず職員室に向かう用事があったのでそちらの方向に歩いていると見たことのある姿に表情が崩れた。



……会いたくなかった、彼には。







「おー、本郷。」



「………おはようございます。」



「おい、そんな心底嫌そうな顔すんじゃねえよ。」



北山田先生に会ってよかった試しがない。



だって、こういう時って大体………。







「まあ、ここで会ったのも何かの縁だろ。これ、2の4まで運べ。」



―――…やっぱり。





「女性にそんなものを運ばせようとする神経がしれません。」



「女性の前にお前は俺の生徒だ。」



「……普通、そういうのは逆の意味で使うと思うのですが。それにあなたの生徒ではありません。」

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