第219話
な、何?
「喜べ、女。城様がお前を自らご所望だ。」
「セイ?」
―――…気のせいかしら?
聞いたことのある名前だわ。
でも……どこで?
私は考え込みながら目の前にいる男の人を無視していると、彼は痺れを切らしたのか私の腕を無理矢理引っ張ってきた。
「ちょ…っ!!」
「いいから、城様の言うことは絶対だぜ。」
あんたたちの絶対と私の絶対は全然違うんだから、私にあんたの価値観を押し付けないでよ!!
何とか逃れようと彼の手を掴もうとしたその時―――…目の前に現れた彼に私は目を見開いた。
「テメエ、人の女に何やってんだ、あ?」
―――…と、砦?
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