第218話

何を言っているんだ、この気違いな男は。



なんて思っても口にすると喧嘩を売るだけなので、口にはしない。



………口にしなかったことを褒めてほしいものだ。



まあ、そんなことは今はどうだっていい。







「放してください。」



「じゃあ選べよ。その子を犠牲にすっか、君が犠牲になるか。」




───…折角助けたのに、ここで引いてどうするの、自分!!



どうしようかと迷っていた時、先程電話していた男がリーダー的男に耳打ちしていた。



……な、何?




「了解。」



リーダー的男の口元が、歪んだ。

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