街は騒然と

第210話

私は谷内さんに連れられて、繁華街のお洒落な喫茶店に来ていた。



メルヘンな感じで、あまり男の子が来そうな店じゃないけど――…恋人同士では結構来ているみたい。




……今度、砦も誘ってみようかな。






「何か飲みたい物は?」



「ああ、ではロイヤルミルクティーで。」



「紅茶、好きなの?」



「はい。」



「そっか。」




谷内さんは寂しそうに笑ってから、店員さんに注文をした。



彼は私とは違って、珈琲を頼んだみたいだが――――…どうしてあんな寂しそうに笑ったのだろう?



彼のその行動についてはよく分からなかったけど、それについて深く突っ込む雰囲気でもなかったので、とりあえず話題を逸らす。

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