第207話
「……あれ、今時風に言うとヤンデレじゃね?」
「どういう意味だ?」
「『サラ』に執着してる。……しかも、かなり。」
“もしかしたら、『サラ』ここに連れてきた瞬間にアイツのこと、檻ん中入れちまうんじゃねえかって噂してんだぜ”
城が顔を歪めてその話をしている中で、疑央には意味の分からない単語が出てきていて、混乱していた。
……最初はスルーしようと思っていたが、とりあえず彼に聞いてみる。
「『サラ』っつーのは、誰だ?」
「……んあ?テメエ、知んねえのに聞いてたのかよ。」
「………あ?殺すぞ。」
その言葉に喧嘩を売られたと思って、城は体が反応するが、とりあえずこの場なのでやめておくことにした。
……さっき、『キング』に注意されたばかりだったから。
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