第206話

いや、それよりも彼の目的が他にあったからとも言う。





「それより、さっさと目的のモン連れて来い。なにモタモタしてんだ。」



「……こういうのは慎重になんねえといけねえだろ?」



城は彼を宥めようとしたのだが、それに耳を傾けようともしない『キング』は彼を睨む。



―――…邪魔だというように。



それを見た城は何を言う気も失せて、溜息を吐いた。






「三日だ。この三日で連れて来なかったら、ぶっ殺す。」



―――…これが『大稀』と呼ばれていたあの男なのだろうか?



真実は未だ闇の中であるが、それを聞いた疑央は嬉しそうに顔を歪めた。






それを確認してから、『キング』はこの場を離れて行く。

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