第198話
靴箱へ行くと、まだ谷内さんは来ていなかったようだ。
……待たせたみたいじゃなかったので、よかった。
それに安心して私は一歩後ろに下がった時、後ろにいた誰かとぶつかってしまう。
後ろの人はどうやら私より大きかったみたいなので、その衝撃にも耐えてくれたみたいだけど、わたしはびっくりして前へ飛び出す。
「す、すみません!」
後ろを振り向くとそこにいたのは、見たこともない背の高い男の人。
……だ、誰?
白髪で金色の瞳をしている。
少し長めの髪の毛をオールバックにしていて、ピアスが耳に何個もつけられている。
……ここの制服を着ているのだから、ここの生徒だろう。
え、でもこんなに目立つの人なら私だって知ってるはずだけど?
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