第190話
ようやくそこに気づいたのか、と幸村は瓜に対して思ったが、瓜が自分に興味がないことは百も承知である。
「……それよりも、その報復というのは具体的にどうするおつもりでしょうか?」
「お、お前もやんの?」
「もちろん。会長を陥れようとした方たちにでしょう?………葬ってやりますよ、俺が。」
「……だから、お前は嫌いになれねえんだよ。」
「褒め言葉でしょうか?」
「おー、最上級だぜ。」
本気で自分を褒めているはずがないと分かっている幸村は、とりあえずそれについては本気にしない。
それよりも先に、紗綾に手を付けた馬鹿が誰なのかを彼は確認する必要があった。
「心当たりは?」
「さ?現場見たわけじゃねえし、まだ分かんねえかな。」
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