第191話
この生徒数でも紗綾をいじめている輩というのは、限られている。
幸村は持っていたファイルを掲げて、瓜に笑いかけた。
「絞り込みますよ、俺が。」
「……怖いねー。『ゴースト』様は。」
「先輩をいじめるヤツなんて、この世から消えてしまえばいい。」
―――…真面目な顔をして、恐ろしいことを口にするもんだ。
瓜はそんなことを内心思いつつも、彼は疑問に思っていたことを口にする。
「砦はどうなってる?」
「『デビル』は現在、あの噂の確認を。」
「……噂?」
「ご存じないんですか?」
「あー、そういうのって信じないタイプなんだよなー。」
窓の外を見つめながら、空を見上げる。
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