第187話

ここにいたくはないけど、彼を無視していい理由にはならないのでとりあえず応答はする。



彼の顔を見ると、少しだけ堅い表情をしていた。



……水島君はいつもお茶らけているので、そんな顔は正直見たくはない。






「心配しなくても、俺はいつもの本郷が好きだかんね。」



「……それはどうも。」



最後のその言葉には少し引っかかるものがあったけど、この場を早く去りたかったので聞かなかったことにしておく。



その間、水島君の口元には笑みなど全く浮かんでいなかった。

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