第183話
「……分かりました。それは自分で伝えます。」
「うん、よかった。」
心底嬉しそうな顔をしている谷内さんに、私も口元を緩める。
とりあえず、そろそろ上条さんと連絡を取らないといけないな。
私はそう思いながら、屋上を去ろうとしたのだが―――…谷内さんはまだ私に話があったようだ。
「待って。」
「え?」
「俺が呼びとめたのは、【Heaven】に来てほしいからじゃない。」
……どういう意味だろう?
首を傾げて、私は彼の返答を待つ。
「聞きたいことがあるんだ。……放課後、付き合ってくれない?」
具体的に何を聞きたいのかを言ってくれなかったけど、断る理由がない。
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