第178話

しかしこういう女性たちにそんなことを言っても無駄だということは分かっているつもりなので、とりあえず心の中だけで留めておく。



私は腕時計に目線を落とし、時間を見る。




―――…そろそろ、昼休みが終わる時間だわ。






「申し訳ありませんが、次の時間は移動教室なんです。そろそろ解放していただけませんか?」



「てめえっ!!真面目に聞いてんのか!!」



―――…ああ、私が喋るとどんどん火に油を注いでいるようにか感じない。



これ以上、ややこしくしたくないと思っているのに、どうしよう。




そんなことを考えていると、彼女は痺れを切らしたのか実力行使に出てしまった。



胸倉を掴まれて、彼女に引き寄せられた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る