第124話
彼とも、もう少し仲良くなりたかったというのは本音だったが、そんな不謹慎なことをできるはずもなく私は視線を彼から外す。
―――…しかしこの後、彼がとんでもない行動に出ることを未だ誰も知らない。
もちろん、修誠さん自身も。
「た、頼むよ、那留。マジで今晩だけは暴走をさせてくれ。」
「……お前、これ以上、紗綾に手、出すんじゃねえぞ?」
「分かってる。分かってるから、俺の前から今すぐ消えてくれ。」
「あ?」
「間違えた。言い方を間違えた。」
四谷さんと那留兄さんは相変わらずらしいが、この抗争に幕を閉じることができるのはほとんどが那留兄さんのおかげ。
……今度、四谷さんにまた絡まれることになったら、絶対那留兄さん呼ぼう。
そう決意した。
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