第125話
「……協がこんなに腑抜けとは。」
「何だ?知らなかったのか、千歳。」
「せえやな。……あんさんも、エライ切り札持っとるやないの。」
「お互い様だろ?」
千歳さんは呆れたようにランカさんを見つめていたけど、とりあえずこの場にいた楔さんに視線を移した。
「わざわざ足を運んでもろたのに、こんなことになってすんませんなー。楔さん。」
「……思ってもないことを言うものじゃないよ、千歳。」
「思てますよ、楔さん。これでも僕、良心くらい持ってますから。」
「嘘くさいなー。」
「ま、信じるか信じないかは楔さん次第でんな。」
元々顔見知りな彼らは話が弾んでいるようだけど、楔さんは千歳さんとは話を終えて四谷さんに歩み寄る。
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