第118話
この場の雰囲気は那留兄さんの登場から、よく分からないことになってしまっている。
乱闘を始めていいのか、それともやめることになるのか。
連合の人達は四谷さんの指示待ちではあるが、砦の前にいた真護さんだけはこの場の雰囲気に負けずと、砦をずっと睨んでいる。
「んーだよ。」
それに流石に痺れを切らした砦は、睨むようにして真護さんに口を開いた。
真護さんはこの雰囲気に納得がいっていなかったのか、咄嗟に右拳が出る。
―――…あ、当たるっ!!
「砦…っ!!」
私は彼のいる場所にまで行くことができなかったので、この場で叫んだ時、真護さんのソレは砦の左頬の手前で止まった。
……スレスレ、だった。
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