第96話

「―――…え?」



そんなことをいとも簡単にしてのける砦に驚きながらも、私はその場に立ち尽くす。



それを見て、真護さんと修誠さんはさらに砦に攻撃を仕掛けているようで……砦はそれを全て避けているだけ。



四谷さんはそれを見て嬉しそうに笑う。






―――…他のみんなだって、私がこんな状態にありながら闘ってくれているのだ。



何故?



いや、そんなことを問う前に、私がしないといけないことがあるはず。




でも、何をすれば?







私には何かできることがあるの?



何って自分は非力なのだろう、そう思い、さらに卑屈になっていく自分が本当に嫌いだ。



私の所為でこんなことになっているのに、何もできない自分が――――。

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