第180話
その夜のクリスマス暴走は、今までで一番楽しく感じた。
それはあいつに会ったからだろうか?
俺自身にも良く変わらなかったが、暴走の後の恒例になってた女達との宴も、その日はヤる気にならなかった。
ただただ倉庫に溜まり、花龍のメンバーで明け方まで飲み明かした。
俺の行動を良く知ってる奴らは、そんな俺を不思議そうに見ていたが、気にせず男だけの宴を楽しんだ。
あいつとの再会は以外にも早くやってきた。
宴のアルコールが抜けないまま自宅に向かった俺。
バイクを飛ばしてると、俺達を敵視してるチームが後をつけてる事に気が付いた。
「チッ・・・二日酔いの朝っぱらから尾行とか止めてくれよ。」
はぁ・・・と溜息を吐き出す。
ま、朝でもねぇけどな、太陽はとっく真上に来てる。
とにかく進路変えねぇと、自宅は知られたくねぇからな?
居ないうちに荒されるとかめんどくせぇし。
どこか良い所はないか?とアクセルを回しながらも適当な場所を模索する。
付けてくる音からバイクが3台程度だと分かる。
バックミラーで確認しながら着かず離れずの距離を保つ。
このぐらいの程度の奴ならまく事も出来るけど。
花龍の切り込み隊長の俺が逃げたなんて馬鹿げた噂はたてられたくねぇからな。
掛かってくんなら、上等だ。
ヤッてやるっての。
住宅街の外れに、空き地を見つける。
俺は迷わずそこへバイクを向かわせた。
あぁ~二日酔いの頭が痛くならねぇうちに片付けちまうか?
バイクを停めると、首を左右にコキコキと鳴らしてバイクから降りた。
少しして俺を追ってきたであろう奴らが空き地に入ってきた。
俺はズボンのポケットから取り出した煙草に火をつけながら連中を見ていた。
バイクは三台。
予想した通り。
全部二人乗りだから、相手は計6人。
ま、問題ねぇ人数だな?
後ろに乗ってる奴らが、各自鉄パイプを肩に担いでんのはいただけねぇけどな。
ウザい連中。
ま、普段から非道な事をやってる俺は、別に卑怯な真似も可笑しとは思わねぇけどな?
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