第84話

「私で良かったら、お願いします。」




消えそうな声で言ったのに、





「やったぁ!!!ありがと美香。」





握っていた手をグイッと引っ張られて、猛の胸に抱すくめられた。







暖かくて、凄く甘い香りがした。















この瞬間に感じた。












私は、きっと彼を愛する事になる。












生まれて始めた感じた胸の高鳴りと、抱きしめられた気持ちよさ。






猛から伝わる温もりに、これが幸せの温度なんだと初めて知った。




















あの日から、もう何年も猛に恋してる。







結婚して祐が生まれても、この気持ちは変わる事が無かった。









きっと、この気持ちは永遠に続くものなんだと確信してる。






Eternal love






私の初恋は、永遠の愛に変わった。











どこまでも猛と共に歩んでいきたい。








影の薄い猛だけど、私には光り輝いて見えるの。







愛を教えてくれた。




愛する事を教えてくれた。








そんなあなたに、この先も変わらない愛を捧げよう。














窓から見える青い空はどこまでも続いて行く。





私達の未来も、きっとこの空の様に続いて行くのだと信じてる。











【ピンポーン】





帰宅をしらせるチャイム。







ベッドに眠ってる祐の頬にキスをして、急いで玄関に向かう。







大切で大好きな旦那様を迎えに行く為に・・・・。









『おかえりなさい。』




『ただいま。』







これが幸せの瞬間。










End.

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