第69話

昇降口のドアにもたれた晃を発見する。






「晃~、待った?」



声をかけて手を振れば、




「ううん、俺も今来た所だよ。」



優しく笑ってくれる。





晃はあんまり強そうじゃなし、顔も普通だけど、凄く優しい。






私を大切にしてくれるから、好き。









「帰ろ。」



駆け寄って腕に抱き着けば、




「ああ、帰ろう。」




肩を抱き寄せてくれる。






胸をキュンとさせながら、晃の腕に頭をもたれさせる。






「どこ行こうか?」




「う~ん、繁華街でもブラブラしちゃう?」




「美香と一緒なら何処でも楽しいしな?」



「うん、私も晃と一緒なら楽しい。」




2人で幸せに包まれながら、足を進める。








ラブラブしながら道を歩くのも。





周りからジロジロ見られるのも慣れた。








だって、私達が幸せなら他の人の視線なんて気にならないし。









歩きながら、チュッとキスしたり、頭を撫でられたり。








幸せの絶頂期だと言っても間違いないぐらいだった。








互いに学校での話や、友達の話をしながら、繁華街に向かう。











まさか、この後に最悪な事態が起こる事なんて、この時の私達には予見すら出来なかった。

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