第15話
「―――入ろう?」
少し強引に引っ張って玄関まで連れてくる
玄関に鍵を差し込みドアを開け、中に入る
ムンとした蒸し暑さが一気に襲ってきて思わず眉間に皺を寄せる
「あっちぃー…雫、先に上がってエアコンつけてて。俺、なんか冷たいもん持ってくから」
「…うん、わかった」
トントンと雫が階段を上がっていく音を確認しながらリビングのドアを開ける
リビングは吹き抜けになっていて、上の方の窓を開けているせいか、玄関や廊下よりはマシのような気がした
実はこのリビングから俺の部屋が見える
見上げれば小さな窓の向こうに雫の影がゆらりと動くのが見えた
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