不器用な恋

第14話

『じゃ、また明日な』


「おう」


『雫、バイバイ』


「バイバイ」



駅で涼太達と別れて雫と2人、なんとなく黙って歩く



葉月ちゃんのこともあって気まずいのは確かだ



そして昨日と同じように雫の家の前を通って、想いが通い合った公園を通りすぎ



―――俺の家の前で雫の足が止まる



「…どうした?」


雫を覗き込むと、昨日と同じ、戸惑いの表情が見えた

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