第3話

やだぁ。



もう、そんな事、言われると幸代のハートはキュンキュンビート刻んじゃう……




ベッドに入っても寝る様子が無いから、まだ眠くないのかしら、



なんて、



思ってたけど……




“愛する幸代待チ”だなんて―…




そうよネ。



生身の臣くんが直ぐ側にいるのに、私ったらダメね。




では、臣くん。



鬱陶しく、しつこく、ウザイ幸代は、早速、臣くんの元へ……




ダーイブ!!




と、



飛び掛ろうとする私に―…




「ちょっと待て」




臣くんからの“待て”命令が……!





えぇっ!?



ここまで私を盛り上げておいて、まさかのお預けっ??




なんて、両手を大きく広げてフリーズしていると、

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