第4話

「お前、妊婦だろうが。抱き付くならゆっくり歩いてここまで来い」



臣くんからの妻愛に溢れたお言葉が……




「ス、スミマセン……」



「しばらく飛び掛り禁止」



「は、はい……」




私ったら、つい、はしゃぎすぎてしまった……



と、反省しつつ、



ベッドまで数歩だけど、臣くんに言われた通りにゆっくり歩いていく私。




ベッドまで辿り着くと、




「っ」




臣くんの手が私の腕に伸びて、




ゆっくりと、優しく、




身体を抱き寄せてくれた。





「今日、疲れたんじゃないか?」



「ううん。全然、大丈夫。だって、」



待ちに待った臣くんとの挙式だもん、




そう、臣くんの腕の中で言うと、




そっと、



頬っぺたにキスをおとしてくれた臣くん。

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